【iPhone/iPad】iOS13 知っておいた方がいい新機能まとめ 21選 - WWDC2019
すこし日が空いてしまいましたが、、
AppleのイベントWWDC2019 基調講演(日本時間6月4日午前2時)が
にありましたので、ざっくりまとめようと思います。
今回は発表内容がかなり濃かったため、すべての機能を網羅して説明するのは控え、
僕が「お!」と思ったポイントだけを抜粋して紹介しますね。
今回は、iOS13についてです。
OSの進化って、新しい機能が追加されても、ずっと気が付かないままだったりしますよね。。
iOS13は、2019年秋にリリース予定(9月ごろ)とのことで、
知っておくと役立ちそうな情報をまとめていきます。
iOS13 対応機種は、
- iPhone 6s以降(iPhone SEも含む)
- iPod Touch(第7世代、2019年モデル)
※A9以上のチップが搭載されている機種であればOK
と、なっております。
なお、今回から、iPadは、iOSから派生した「iPadOS」という専用のOSとなるようですが、iOS13の機能は、iPadOSでも共通して使えると思って良いでしょう。
iOS13にiPad独自の機能が追加されたのものがiPadOSというような位置づけですかね。
- 1.パフォーマンスの向上
- 2.Dark Mode / ダークモード
- 3.Safari
- 4.Notes / メモ
- 5.リマインダー
- 6.マップ
- 7.Sign in with Apple
- 8.Messages / メッセージ
- 9.Photos / 写真
- 10.Shortcus / ショートカット
- 11.Files / ファイル
- 12.カスタムフォント
- 13.ソフトウェアキーボード
- 14.テキスト編集の操作
- 15.System Experience / システム関連の改善諸々
- 16.Phone / 電話
- 16.AirPods
- 17.バッテリー充電の最適化
- 18.ゲームコントローラー対応
- 19.AR
- 20.Accessibility / アクセシビリティ
- 21.Find My
- まとめ
1.パフォーマンスの向上
- Face IDの認証速度 30% 高速化
- Appの起動速度 最大2倍
今まで以上に、サクサクに使えるのは単純に嬉しいことですね。
パフォーマンスは正義です。
Androidと比較しても、A12 Bionic(iPhone XSなど)なら、もっと速く動かせるはず、と感じる点はあったので、最適化の機が熟したのでしょう。
- App Storeのダウンロードサイズ 50% 減少
※アップデートの場合は、60%減少。
データ通信容量も圧迫せず、ダウンロード速度も速くなり、一石二鳥ですね。
バックグラウンドでAppの自動アプデをしてくれるときの恩恵もありそうです。
2.Dark Mode / ダークモード
ダークモード搭載で、真っ黒な背景で使えるように。
macOSでも、mojaveから採用されていますね。
設定した時刻にON/OFFしたり、コントロールセンターからも、簡単にON/OFFを切り替えられるようです。
目の負担が軽減されるならいいな。
あと、カッコイイ。。
暗い場所で使用する際に、画面の明るさで周りの人の迷惑にならないという配慮も出来ますね。
有機ELディスプレイ(OLED)の端末(iPhone X、XS、XS Max)では、省電力化も期待できます。
※OLEDでは「黒」を発光せずに表現するため、バッテリーが長持ち。
個人的には、Notes(メモ)でのダークモードが嬉しいですね。
テキスト書くときに、黒い画面の方が集中力が高まりそうで。
僕は、TwitterとかKindleなども、ダークモード派です。
3.Safari
- 文字の大きさを気軽に変えられる
kindleアプリのように、読みやすい文字サイズにすばやく変更できる機能が追加。
- ウェブサイトごとの設定を保存しておける
カメラやロケーションへのアクセス許可や、モバイル向け表示かデスクトップ表示かを保存しておけるようです。
- ダウンロードマネージャー
iOSデバイスでもファイルのダウンロードが出来るようになるそうです。
設定から、ローカルストレージだけでなく、クラウドストレージも指定出来るみたいです。
iPhoneが劇的に便利になりますね。
- スタートページもリニューアル
よく訪れるサイトなどにアクセスしやすくなるみたいです。
4.Notes / メモ
- Gallary View
- 共有フォルダ
- チェックリスト機能の強化
Gallary Viewは、いわばサムネイル表示ということですね。
画像を貼り付けたノートや、iPadで手書きしたメモやスケッチが見つけやすくなりそうで良いですね。
共有フォルダは、フォルダごとまるっと共有ができるようになったということですね。
メモ(Notes)は、Apple純正アプリということで、iPhone/iPadで最もお手軽にノートテイキングが出来るアプリですから、こういう強化は期待できますね。
ちなみに、メモ共有は、自分ひとりで使う場合にも便利で、特定のノートへのリンクを外部アプリに貼って置きたいときに使ったりします。
(他のアプリ内から、ノートリンクをタップすれば移動できる。)
チェックリストの機能強化は、嬉しいです。
項目の並べ替えがドラッグ&ドロップで出来るようになったことや、スワイプ操作でのインデント、完了済みの項目がリストの下に移動されるなど。
ToDo管理が捗りますね。
(そのうち、アウトライナーとしても使えるようになって行くのでしょうか。。)
また、検索機能も強化されているようです。(画像内のテキスト検索など。)
5.リマインダー
- Quick Toolbarが搭載
- タイプした文字から、時刻などを自動認識してくれる
- 関連する写真やドキュメント、ウェブリンクなどを添付できる
- ドラッグ&ドロップ、スワイプで、タスクの整理と階層付けが行える
- メッセージ(Messages)アプリとの連携
日付時刻や場所、優先順位付けが手軽に行えるように。
画期的だと思ったのは、
「人物タグを付けておくと、その人とメッセージをやりとりしているときに、通知してくれる」という機能。
これぞ、リマインダーのあるべき姿。
6.マップ
- 刷新され、より詳細な地図情報に
- よく訪れる場所のお気に入り登録
- コレクションズ
- Look Around
- リアルタイムの経路情報
- 移動中に到着予定時刻をシェアできる
街中で、カメラを搭載したApple Carの目撃情報も増えていることから、詳細な地図データ作成にかなり力を入れているようです。
USでは、2019年中に全米対応予定とのこと。
日本でもオリンピックに向けての強化が期待されます。
数年前まで、Google Mapsが一強の状態で、Appleのマップは使い物にならないと評価されていたのは過去の話。
とくに、Apple WatchやAirPodsとの連携は素晴らしく、
音楽を聴きながらでも、リアルタイムな経路のナビゲーションを受けることができるAppleのマップは、めちゃ未来感あります。
(iPhoneを手に持って、画面を確認しながら歩かなくていいですから。)
コレクションズというのは、いわゆる、お気に入りのリストみたいなもので、
友人とシェアすることも可能です。
例えば、おすすめのカフェのリストや、旅行の計画などをシェアしたいときに便利ですね。
Look Aroundは、Google Mapsでのストリートビューのようなもの。
このあたりは、完全にApple製のARデバイスを計画してますよね。。
あとは、どんなカタチで出してくるのか。(Google Glassみたいなメガネ型??)
※CarPlayの方も進化しているようですが、僕はほとんど車に乗る機会が無いので、ここでは言及を控えます。ご容赦。
7.Sign in with Apple
- アプリやウェブサイトのサインインに、Apple IDで登録できる
Face ID、Touch ID対応。
速く、簡単にログインできて、個人情報がトラッキングされる心配もない。
- 登録先に自分のemailアドレスをシェアしたくない場合には、ランダム生成されるアドレスを使用することもできる。
Appが不要になったら、いつでも破棄し、無効化することも可能。
自分のemail宛に転送もしてくれる。
ひとことで言うなら、革命的なことです。
今回のKeynoteでは、プライバシーの遵守が一つのテーマになっていたかと思いますが、
ここのくだりは、会場もかなり盛り上がっていましたね。
ちなみに、Googleやfacebookなどよりも、Appleが一番上に来るように、実装してね、というお触れが出ているという噂も。
8.Messages / メッセージ
- ミー文字のカスタムが増えた。
アクセサリーやメイク、ピアス、帽子などなど。
- Memoji Stickers
作成したオリジナルのMemojiから、様々な表情のステッカーパックを自動生成してくれる。
今まで、ミー文字を動かすのには、TrueDepth Camera(iPhone X系)が必要でしたが、
ミー文字ステッカーは、A9以上のチップが搭載されている機種(iPhone 6s以降)であればOK。
メールや、WeChatなど他のアプリでも使えるみたいです。
絵文字的な扱いが出来るということですかね。
このミー文字ステッカー、めちゃいいと思います。
絵文字って、日常で実用するものってだいたい決まってますし、
感情や伝え方を表現したい時のバリエーションって、まだまだ足りなかった気がするんですよね。
アクセサリーなどで、オシャレなオリジナルも作れますし、けっこう流行りそうな気がします。
9.Photos / 写真
- 写真やビデオ編集機能の強化
より詳細な調整が行えるように編集項目が追加。
ここまで来ると、AdobeのLightroom CCとどちらが使いやすいですかね。
(Photosでは、まだRAWやLUTには対応していませんね。)
ビデオ編集では、回転も出来るようになったので、縦向き・横向きを思い通りに撮影出来なかったとき、気軽に修正出来ていいですね。
- ブラウズが進化
マシンラーニングによって、整理や自動レイアウトで表示してくれるようです。
動画やLive Photosの自動再生をしてくれるのは、画期的ですね。
撮影しても見返すのを忘れてしまっていたりなど、
Photosを開いて眺めるのが楽しくなるなら、
もっと撮影の機会を増やしたくなるのでは?
instagramで、オープンなシェアを楽しむだけでなく、
個人や身内だけでの楽しみ方を再発見させてくれるアプリとなるか、期待がもてます。
10.Shortcus / ショートカット
iOS12までは、App Storeから任意でインストールする必要があったのですが、
iOS13では標準インストールとなります。
簡単にいうと、
ショートカットアプリで、出来るようになることが増えたということですね。
ショートカットの便利さはまだまだ浸透していないかもしれませんが、自分のオリジナルのショートカットを考えるのは、楽しいです。
iPhone/iPadの使い方が根底から変わってしまうような可能性も秘めていると期待しています。
11.Files / ファイル
- ダウンロードフォルダ
- Safariやメールでダウンロードしたファイルにアクセスすることができる。
- 外付けのUSBメモリ、SDカード、ハードドライブ上のファイルにアクセスすることができる。
- 詳細なメタデータを確認することができる。
- 写真の撮影データなども細かく知ることが出来るようになったみたいです。
- iCloudドライブでのフォルダ共有が出来るようになった。
- Zipファイルの圧縮と解凍
- ファイルをzip形式に圧縮してemailで共有したり、zipファイルを解凍(展開)出来るように。
12.カスタムフォント
- App Storeから、インストールしたカスタムフォントを使用出来るようになった。
iOSデバイスでも、デザインや動画編集などの表現が広がりますね。
13.ソフトウェアキーボード
- QuickPath
スペルを順番に指でなぞっていく入力方法。
Gboradのグライド入力のようなものですかね。
日本語(ローマ字入力)は、まだ非対応ですが、英文入力では試してみたいです。
- 音声入力の際に、言語を自動検出してくれる
キーボードの言語を切り替えてから話すという手間を省略できるということだと思います。
設定で、キーボード言語は4つ(4ヶ国語)まで対応できるとのこと。
- 絵文字キーとグローブキーの分離
今までは、グローブキーでの切り替えで、絵文字キーボードを呼び出していましたが、それぞれに専用のキーができる。
これは、個人的にも嬉しい改善。
日本語→英語→絵文字→日本語という切り替え操作をするときに、使用頻度の低い絵文字キーボードって邪魔で、オフにしたりしてましたが、絵文字を使いたいときに使えないのは不便。
絵文字をすぐに呼び出せる専用キーが出来ることで、言語切り替えの効率も良くなり、手軽に絵文字を使うことができますね。
ミー文字ステッカーの追加も兼ねて、絵文字をどんどん使うことができます。
14.テキスト編集の操作
- スクロールバー
- スクロールしたいとき、何回もスワイプして動かす労力が要らなくなるのはうれしい。
- テキスト選択が簡単に。
- タップしてスワイプするだけでテキストを選択できます。
- 文章や段落をすばやく選択するには、3回または4回タップします。
- カーソル移動が、より速く正確に。
- インテリジェントセレクション
- ダブルタップで、住所、電話番号、Eメールアドレスなどをすばやく選択できます。
- カット、コピー、ペーストなどのジェスチャー
- ファイルなどの複数選択を、2本指タップで行えるようになった。
15.System Experience / システム関連の改善諸々
- コントロールセンターからWi-FiネットワークとBluetoothアクセサリを選択できるように。
- ボリュームコントロールは左上隅に表示されるように変更。
- Dolby Atmos 再生対応
- Quick Actions
アプリアイコン長押しで、Quick Actionsの実行
おそらく、3D Touchの機能が、長押しでも使えるようになったということかと。
iPhone XRでは、排他となっていた機能ですので、やはり使えた方が便利ですよね。
16.Phone / 電話
- サイレンス設定
知らない番号(連絡先などに登録されていない番号)から掛かってきた通話を、サイレントにし、自動でボイスメールに転送してくれる設定ができるようになった。
スパムコールが鳴らなくなるのは、いいですね。
かけ直す必要があるかは、ボイスメールの内容で確認できますし。
16.AirPods
2人で、同じ曲や動画を楽しみたいときに便利ですね。
17.バッテリー充電の最適化
- マシンラーニングで、充電のルーティンを学習。
- 80%を基準に充電を行い、充電時間の短縮やバッテリー寿命を伸ばすことができる。
18.ゲームコントローラー対応
- PlayStation 4 、Xbox One Sのコントローラーが使えるようになった。
iPhone/iPad/iPodTouch/AppleTVでゲームをされる方には、かなり嬉しいことですね。
19.AR
人の動きを組み込んだARアプリなどに期待。
- 人の前や後ろでも、自然にARコンテンツが表示される。
グリーンバックのような使い方もできますね。
Keynoteでは、Minecraft Earthのデモが印象的で、会場も盛り上がりましたね。
子供から大人まで楽しめる、ARの進化です。
20.Accessibility / アクセシビリティ
「Show numbers」というと、選択したい項目の横に番号を表示してくれる機能もあり、
タップやスワイプなどのジェスチャーも音声コマンドで操作可能。
とても未来感がありますね。
21.Find My
- 紛失したデバイスがオフラインの場合でも、どこにあるかを知ることができる。
Find Myアプリで紛失したデバイスをマークすると、
他のAppleユーザーのデバイスが近くにある場合、紛失したデバイスのBluetooth信号を受け取り、位置情報を知らせてくれる。
(暗号化されているので、全員のプライバシーも守られる。)
「Appleデバイスは、場所を特定できる」という認知が広まれば、盗難の予防線にもなりそうですね。
「iPhoneを探す」と「友達を探す」が統合されたようです。
まとめ
なかでも、僕が特にグッときたのは、
ですかね。
余力があれば(笑)、iPadOSについてもまとめたいです。。
参照
参考